とうふ

NHKのプロフェッショナルに出ていた豆腐屋の豆腐をネット通販で取り寄せた。

www.nhk.or.jp

きぬとうふAクラス,寄せとうふBクラス,湯葉,がんもを購入し,がんも以外を頂いた。Aクラスは自家農園産で栽培が難しく収量の少ない品種で500円,Bクラスは「自家農園産でたくさん収穫できた品種」や「農家契約・問屋経由の美味で生産量の少ない品種」で300円だ。

きぬAクラスは雑味がなく,すっきりとした味わいで,ほのかな甘さがあり,美味しい豆乳をそのまま固めたような印象だ。一方寄せBは豆をそのままとうふにした印象で,甘みはもちろん,クセやエグミも残っていた。人によって好みの違いがあると思うが,私は寄せBの方が好きで,感激するほど美味しく感じた。シンプルなのにこれ程美味しく出来るのは奇跡的だ。材料も良いんだろうが,とうふを作る技量が高いのだろう。私は以前よくバーに行っていて,シンプルなカクテルでバーテンダーの手腕によって大きく味が変わることに驚いていたが,とうふの世界でも同じことだろうと思う。シンプルだからこそ,腕の差が現れる。

これで300円だ。京都の激高い湯豆腐屋なんて,これを食べれば行く価値がなくなる。家で最高のとうふが食べられるのだから。